ムラゴン ホーム
しか時間が無くて
お喋りして帰るかな…
と思ってた。
彼が薄着の私を見て
どうしてそんな格好？
私は暑かっただけなのだけど
触って貰いたくて、と
言ってみた。
そう？
彼が私に向き直った。
彼の中で
スイッチが切れた？入った？
いつもより
積極的に求めてくれた。
意地悪、されるのが
好き。
ある時
携帯がなってるよって言われた。
うん、
手を伸ばす
彼の手は
私の中にある。
指が動く。
私は携帯に手を伸ばす。
彼は動きを止めない。
これって意地悪みたいって
思って
携帯に手を伸ばして
そのまま…
すると彼は
ほら、確認しないと
早く
携帯鳴ってるよ…
あぁ、気持ちいい
意地悪言われてる…
どんどん濡れていく
彼は指を動かし続ける。
早く
早く
私を急かす。
思い出しても
濡れちゃいそう。
また、ね。
とメールをした。
次の日は
私の誕生日。
声が聞きたいと
メールした。
返事が無かった。
やっぱりいいや
とメールした。
それでも返事が無かった。
しつこくメールする事は
出来なかったから
二日待った。
おかしいな、と思いメールする。
エラーで返ってきた。
彼は消えていた。