ムラゴン ホーム
やり取りの時間は
限られていた。
私は寂しくなり
淋しいと伝える。
話の中で
彼は
他の人を探していいと書く。
ショックだった。
離れないでと、書いたのに。
簡単ね…。
そんなものかと。
そんなものだったのかな。
私は悲しくて悲しくて。
泣いた。
この話には触れずに
数日後
私から連絡した。
相談を続けるうちに
彼は
旦那さん以外の人に抱かれないでと。
告白みたいね…。
自分の彼女になってって
言ってるみたい。
私は色々あって
自暴自棄になっていたので
顔も身体も好きなように
見せます、と伝えた。
どうでも良かったのだ。
自分の身体で喜んでくれるなら
ペットでもおかずでも
なんでもいいや…と。
でも
彼が私から離れて行くのは
嫌だったから
離れないで欲しいと
良く考えて
私とやり取りして欲しいと伝えた。
このやり取りの前に
二人のメールは
恋愛のようだった。
私の住む場所を伝えると
近くにいったら会えるかな？
ときたので。
ランチとか…
と返事をした。
そうしたら
そんなに簡単に会うことを了承したら
ダメと。
昼間なら…と書くと。
男だから、ランチだけじゃすまないって。
？？？
私は相手が私に会いたいと思ってると
思ってもいなかったので
混乱した。
私のレスの話になると
ドキドキしてしまう、と返事がくる。
私はレスの相談をしていたのだ。
旦那さんに触られたくない
困ったなぁと。
やり取りが
なんか面白くなってきて
私と
エッチしますか？
って振ってみた。
しないと
来なかった。
したかったって。
驚いた。
好きでもなくてもしたいの？
好意があるのかな？
私は好きじゃないと
身体は合わせられないのにな。
私の中で何かが変わっていった。